Super Taikyu Rd4 Fuji

2010/6/27

シーズンも中盤を迎えたRd4富士。
日本一長いストレートがある富士を前にエンジンをOH、
Cドライバーにはシビック、インテグラワンメイクレースで大活躍した牧田選手を向かえ万全の体制で挑む。

金曜日。
天気は曇り、梅雨の真っ只中で明日からは雨の予報。
この日の練習走行はドライでの走行で小林、牧田は毎セクショントップタイムを刻む。
マシンのポテンシャルもよく2'23.941とまずまずのタイムでクラス3位につける。


土曜日。
天気は弱い雨。
Aドライバー予選。
小林のアタックはシフトミスなど失敗してかなりタイムロスをしたが2'07.341でクラス2番手。
Bドライバー予選。
牧田がアタックにでるが、セッション開始すぐに赤旗で中断。
雨が上がっており路面が徐々に乾いてきている。
ライバルはスリックに変えるマシンもあるが牧田はウエットタイヤでアタック開始。
路面がかなり乾いてきているようでスリックを履いたマシンが上位にきている。
牧田もスリックへタイヤ交換のためピットイン。
残り時間が少なく厳しい状況であるがタイヤ交換を終えピットアウト。
残り2分ちょっとのタイミングでホームストレートを通過しアタックに入り2アタックできるかきわどいタイミング。
最終コーナーを立ち上がりコントロールラインに向かってくるタイミングで無常にもチェッカーが振られてまう。
しかし、牧田は1周目のアタックにもかかわらず2'02.470と4番手に食い込む。
総合予選ではクラス2位と過去最高位。
Cドライバー予選は小幡が担当。
ハーフウエット中スリックタイヤで難しいコンディションであるがクラス2番手につける。
   

日曜日。
決勝。
天気は雨。
スタートは小幡が担当。
雨で視界が悪いためペースカー先導のスタートになり3周目からレースが始まる。
2番手を走る小幡はトップのNo62インテグラを抜きトップに躍り出る。
後ろからは雨に強いNo12のシビックが迫る。
シビックにパスされ2番手に後退。
後ろにも数台マシンがいて混戦状態。
No18と軽く接触があり小幡は失速。
クラス6番手に後退。
その後は6番手をキープしルーティーンのピットイン。
ドライバーは牧田に代わりピットアウト。
ペースもよく前のマシンを次々とパスしピットアウトした時点では9番手だったが
4番手まで上がる。
しかし、牧田からはエンジン不調の無線が。
アクセルを戻すと極端に回転数が落ち込むようだ。
かなりアクセルコントロールに気を使いながらの走行で本来ならもっといいペースで走れたようだ。
牧田のスティントも後半を迎えたところで霧がかなり濃くなりセーフティーカーが入る。
このタイミングでピットイン。
ドライバーは小林に代わりピットアウト。
セーフティーカーが入ったタイミングをうまく利用でき3位に浮上。
しかも前の2台はピットへ入らなかったようで実質トップを走行していると思われる。
しかし、小林からエンジン不調が悪化してピットでチェックをしないと止まりそうな状況。
緊急ピットインで点火系コードを交換しピットアウト。
まだセーフティーカー走行中だったので順位は変わらず3位で復帰。
しかし、完全にはエンジンの調子が戻らず厳しい状況。
セーフティーカーがピットへ入りレースは再開。
ペースの上がらない小林は後方のマシンにオーバーテイクされ5位に後退。
小林も不調なマシンを必死でコントロールし5位キープでチェッカーを受ける。
今回は何事もなければ勝てる状況だっただけにトラブルにはなんとも悔やまれる。
次戦は岡山。
トラブルが出ないことを祈る。