Super Taikyu Rd7 Twin Ring Motegi

2010/11/27

スーパー耐久最終戦。
舞台はツインリンク茂木オーバルコース。
今回RCB with KRPは2台体制で挑む。
通常参戦している60号車は小林康一、小幡弘
そして2台目は58号車として坂野将之、竹佐真留実が参戦。


金曜日。
10:30分から1枠目の練習走行が始まる。
前日降った雨で路面が少し濡れている。
60号車は小林、58号車は坂野がステアリングを握りコースイン。
年に一度しか走ることができないオーバルコースは思ったよりコーナーがきつく
前回で曲がっていくのに恐怖を感じたが
3周ほどで感覚をつかみ特設シケインも徐々に攻略していく。
1枠目の走行が30分ほど経過したときエンジンブローしたマシンがあり
コースにはオイルが漏れ赤旗中断。
このタイミングでドライバー交代。
タイミングモニタを確認すると4クラストップは60号車の小林、2位に58号車の坂野と表示されている。
しかし、坂野は前方のマシンを避けるためシケインをショートカットした56秒がベストラップになっていて
実際は58秒374しか出ていなかった。
コース上のオイル処理を待っていると60号車のマシンからミッションオイル漏れが発覚。
ピットへ戻りオイル漏れの修理にかかる。
58号車の竹佐は順調に走行し1枠目のベストライムは58
60号車の小幡はミッションの修理に時間がかかり1枠目の走行はできなかった。
2枠目は60号車に小幡、58号車は竹佐がドライブ。




土曜日。
予選。
まずはAドライバー小林と坂野がアタック。
小林は昨日の練習より約1秒も速い55.157を記録しトップタイム。
坂野は他車のスリップストリームをうまく使うことができ練習より約コンマ5秒縮め56.817で予選6番手につける。
Bドライバー予選。
小幡は昨日の練習より約0.5秒短縮し56.409で3番手。
竹佐も練習より約0.5秒速い57.481で8番手につける。
A,Bドライバー合計の予選結果は
60号車2番手、58号車6番手となった。

   

決勝第1レース。
60号車小林は無難にスタートをきり62号車の後ろにぴたりとつける。
58号車坂野はスタート直後のシケイン進入で666号車と接触してしまうが走行に支障はなく6位をキープ。
小林は62号車をプッシュし続けるがやはりオーバルコースなのでオーバーテイクは難しい。
坂野は69号車に迫られるもなんとか押さ6位を守る。
まずは58号車坂野からピットイン。
竹佐に交代しピットアウト。
竹佐は41号車に追いつき何度もオーバーテイクを試みるが抜くには至らない。
60号車も小幡に交代し2位でコースインする。
しかし、小幡のペースは上がらない。
どうやらミッションが入りにくいようでシフトが抜けてしまう。
後方から追い上げてきたマシンにパスされ5位まで転落。
決勝第1レースは60号車5位、58号車7位となった。




決勝第2レース。
スタート順位は予選中に記録した2番目に速いタイムが順位となる。
60号車は2番手、58号車は6番手と第1レースと同じポジションからスタート。
60号車は小林、58号車は竹佐がスタートを担当。
第1レースと同様に60号車は62号車の真後ろでレースを展開。
58号車はスタートで666号車に交わされ7位に後退。
さらに69号車にもパスされ8位に後退。
その後、竹佐は自己ベストタイムでラップタイムも安定。
レースは中盤に差し掛かりドライバー交代。
58号車はドライバー交代に手間取りかなりタイムをロス。
ピットアウトしたときには周回遅れになっていた。
第2レースは路面状況がよくなり気温も下がったので自己ベストタイムを連発し41号車をオーバーテイク。
ミッショントラブルを抱えていた60号車は小幡に交代後
状況が悪化しペースダウン。
第1レース同様、後方のマシンにオーバーテイクされ5位にまでポジションを落とす。
第2レース結果は60号車5位、58号車8位となった。




シリーズを追っていた60号車は最後まで表彰台には上がれず悔しい1シーズンとなったが
今年の経験は決して無駄にはならない。
来シーズンも参戦可能になれば必ず結果を残すべくサーキットに姿を現すであろう。